このキットは実は…夏頃に、ネオ・ジオン水泳部として製作するつもりでした。
以前以上にスローペースになっておりまして、ようやく完成です。
水陸両用モビルスーツというのは、異形のイメージがありましたが、このゼー・ズールは色々な要素が内包されていて、想像以上に楽しい製作になりました。
仮組みを進行するにつれかっこいいポイントを発見
これほど製作前と製作中・完成後のイメージが異なるキットは初めてです。
一言で言うと、超かっこいいです。
ボキャブラリーがあれなのは置いておいて、仮組みを進行するにつれかっこいいポイントの発見があり、なぜこれまで着目しなかったのかと若干の後悔を覚える勢いでした。
海の魔物
ジオン水泳部といえば、ズゴックやゴッグ、ゾックのように、異形のモビルスーツという印象がありました。
このゼー・ズールは、海の魔物のような異形の雰囲気を持ちつつ、上陸してからもスピーディーに活用出来る性能を彷彿とさせるスマートな体型をしています。
それでいて製作中は海洋生物みたいでちょっと可愛くもあります(笑
ブル・タック(粘着ラバー)によるマスキング
脚部の奥にバーニアがありまして、マスキングのためにブル・タック(粘着ラバー)を導入しました。
最初にこんな感じで内部を塗装します。
黒い部分に若干シルバーがはみ出していますが、ここはスミ入れの際に再度黒が流れ込むので問題ナッシング。
こんな感じでマスクしたい部分にブル・タック(粘着ラバー)を盛り付けまして。
脚部の塗装を行い。
乾燥後、ブル・タック(粘着ラバー)を外すと、きれいなフチのマスキング塗装が完了です。
これは汎用性が高く信頼出来る技法なので、今後も多用してゆくと思います。
リバースウォッシュは気持ちいい
ネオ・ジオン残党軍ということで、袖付きです。
ここは以前シナンジュ・スタインでも行った、リバースウォッシュで塗装しました。
最初に真っ白に塗装して、エナメルの黒を吹き、白くしたい部分だけを拭き取ります。
これきれいに拭き取れると、かなり気持ち良い(笑
エナメル塗料の希釈には、乾燥の速い速乾性エナメル系溶剤(ガイアノーツ)がおすすめです。
もう一つの新工具
今回は、新たに導入した工具が多く、この逆作用の持ち手もその一つです。
通常とは異なり、開いて保持する形になりますので、筒状のパーツや挟める形状ではないパーツの塗装に役立ちます。
使用する前は保持力に若干の不安があったのですが、実際にはまったく問題ありませんでした。
逆さまにしてふってみても外れることはありません。
よほど大きいパーツだとそうはいかないと思いますが、HGのパーツであればまず問題ないでしょう。
ギラギラのメタリックブルー
様々な新工具を使用して、製作が進みます。
カラーリングは、耐水強化や対ビームコーティングをイメージしたブルーのメタリックです。
コックピット下のタンクは、アクセントとして反対色のレッドです。
これの影響で、ちょっとハンブラビみたいですね。
このメタリックブルー+アイアンブルーの組み合わせは、チョットだけチャレンジでした。
ストレートな格好良さでいえば、アイアンブルーの部分が黒の方が渋くなると思います。
このアイアンネイルは水泳部に欠かせない武装ですね。
ゼー・ズールの場合はオプションとして腕部に装着する使用なので、汎用モビルスーツとしての活躍も想像出来る優秀な設計です。
連邦にひと泡吹かせる!
軍事的にそう重要な意義はないとされているわりに、しょっちゅう襲撃を受けるトリントン基地は気の毒ですね(笑
モノアイにはハイキューパーツのセンサー用メタリックシールを貼ってあります。
よく光りを拾ってくれる優れものです。
このように、アイアンネイルを展開すると往年のズゴックやゴッグを彷彿とさせるシルエットになります。面白いですね〜
ただ、面白いだけではなくかっこよい、その活躍が想像出来るというのは、ガンプラとして理想的であると思います。
もっと早く購入・製作していればよかったorz