思えば、逆襲のシャア以降のキットを製作するのは初めてかも知れません。
自分でも意外でした。
このシナンジュ・スタインは、新発売ガンプララインナップ動画を撮っている頃から気になっていまして、待望の製作でした。
今回はオリジナルカラーの全塗装です。
C面とりの新兵器
これは今回から導入した工具で、ハセガワトライツールTT31サーフェスナイフです。
面取りしたい箇所をスイッとなでるように滑らせて、実にきれいな面がとれます。
C面とりはこれまでペーパーはもちろんファンテックの超硬スクレーパー等、色々試してきましたが、私にはこれが一番使いやすい。
同じ結果を得られる刃物はわりとよくありますが、自分が使いやすいものを探すのも楽しいですね。
長い付き合いになりそうなナイス工具です。
νガンダムとサザビーの魅力が集約された秀逸デザイン
仮組みして全体を見ると、すでにかなりの満足感。
これはかっこいいですね〜
アナハイムエレクトロニクスで、νガンダムの開発チームとサザビーの開発チームが合同で開発したという設定通り、それぞれの魅力が集約されていてかつオリジナリティーもあるという、宇宙世紀世代にはたまらないデザインです。
このまま飾っておきたいまであります。
メカサフはもう手放せません
ファントムグレーが実質つや消しまでこれ一発で済むのだもの、メカサフ手放せませんね〜 pic.twitter.com/2aQ6vbOiZT
— magic (@magiciansghost) 2018年12月23日
メカサフはライト、ヘヴィ、スーパーヘヴィを用意しておりまして、使う度にその喜びをツイートしている気がします(笑
今回使用しましたのはスーパーヘヴィで、通常塗料でいうとファントムグレーくらいかな。
サーフェイサー→ファントムグレー→つや消しの工程がこれ一発でオーケイの優れもの。
価格はエヴォシリーズより少〜し高めですが、それだけの価値は十分にある逸品です。
百式を製作しているような錯覚
今回のオリジナル塗装はゴールドです。
百式かアカツキに似すぎてしまうかな?という懸念はあったのですが、一度思いついてしまうと、もう他のカラーは考えられませんでした。
下地にブラックのサーフェイサーを吹いて、全身を金色に染め上げてゆきます。
実は一度、塗膜がイマイチ気に入らなくて剥がしたのですが、その途中がいい感じのウェザリングのようでした(笑
どのタイミングで見ても百式ぽい(笑 pic.twitter.com/9mI3FJX4rF
— magic (@magiciansghost) 2018年12月24日
途中何度か、百式を製作しているような錯覚に陥りました(笑
そう言いつつも、実は百式作ったことありません。
リバイブを積んでいるのですが、キットを所有しているだけで満足してしまって、なかなかニッパーを入れられないでいます。
怪しく光るツインカメラアイとエングレービング
ヘッドパーツが組み上がると俄然テンションが上がりますね〜
モノアイのシナンジュ同様、ツインカメラアイは角度によってチラッと見えるくらいのデザインです。
これがほどよい凶悪さを醸し出していて、よい雰囲気をつくっています。
エングレービングがあると、よりシナンジュ感(?)が増大します。
今回はじめてリバースウォッシュを行ってみたのですが、これは色々と応用出来そうです。
最初に全体をアルティメットホワイトで真っ白に塗装、その後でエナメルのブラックを塗装、白になる部分だけ溶剤で拭き取ります。
エナメル塗料をガイアノーツの速乾性エナメル系溶剤で希釈したのですが、これがかーなーりー良い感じです。
その名の通り乾燥が速いので、極端にいうとラッカー系の感覚でエナメルを吹くことが出来ます。
プロペラントタンクの赤ラインは正確にはここではないのですが、区切りのないラインにしたかったので端に変更しました。
今更ながら、こうして見てみると6基のバーニアが大迫力ですね。
そうして完成しました、ワタクシのシナンジュ・スタイン。
モビルスーツは武装無しの直立状態が最も好きなのですが、その撮り方が苦手です。
デカールはHiqparts 1/144 RB01コーションデカール(レッド)を使用しています。
ガンダムNTの公開にあわせて10月に発売されたキットで、個人的には2018年のナンバーワンです。
そもそものデザインが秀逸で、成形色のグレーも渋く、その二つの要素がバリエーションの多様性も生み出しているという、ある意味奇跡的なキットですね。