若い頃、2日に1度くらいのペースで打ちに行っていた東風店での出来事。
早い時間に行くと、よく遭遇する女性がいた。

これは全自動卓で堂々と行われるイカサマ
女性は、一目でそうと分かる夜の世界の住人。
雀荘に若い女性がいることが珍しい時代だったので、いわゆるオタサーの姫状態になっていた。
オタサーの姫(おたさーのひめ)
オタクサークルに所属し、その中でアイドルのような扱いを受ける女性の事。
そんな環境でもそれなりに楽しく打ってはいたのだけど、この女性、ちょっと困った癖がある。
全自動卓の仕組み上どうしても発生する障害
今どきの全自動卓は優秀で滅多にないことだけど、昔の全自動卓は、よく中で牌が詰まって不完全な牌山が上がってくることがあったんですよ。
全自動卓は卓の中で牌がレールに乗って、牌山としてセットされていくわけですが、山になる直前でよく引っかかってましたね。
そうなるとメンバーを呼び、卓を開けて牌詰まりを直してもらうわけだけど、その間、この女性が何をしているかというと、正常に積まれた牌山をのぞき見てるんですよ。
牌詰まりが解消すると、その牌山でゲーム再開ね。
再開後はたいていその女性が不自然な和了りをする。
わりと堂々と見ているし不自然だし、メンバーを含む何名かは確実に気が付いているはずなのだけど、誰も何も言わない。
客はともかく、店側の人間が何も言わないというのはどーなのよ。
いつの時代も麻雀店というやつは
険悪にならないよう、それとなくメンバーに忠告したのだけど、笑って誤魔化されてしまった。
どうやら店側は、この女性に若干の集客力のようなものがあると考え、咎めない方針のようだ。
いつの時代も、麻雀店というやつは女性に甘い(笑
こんなことでホイホイ店に通ってしまう輩がいる所為で、日本プロ麻雀協ナンチャラのような麻雀ホステス派遣事業が生まれたのだろうな。