シリコンバレー シーズン6「第5話 テシックス」感想

お騒がせのラス・ハンネマン登場。
ラスは投資家側の破天荒キャラで、モデルはショーン・パーカーかな?
自身のフェスを開催するにあたって、パイド・パイパー社に無償の協力を要請するが当然拒否される。
シリコンバレー シーズン6「第5話 テシックス」感想です。

あらすじ
大手電話会社との大口契約が進行するなかで、ラスという男が奇抜なイベントの売り込みに来る。また、ギャビンの新たな取り組みに対し、リチャードは苦渋の決断を迫られる。ラスが再びリチャードの前に現れ…。

無料トライアル実施中!<U-NEXT>

IT業界の倫理

ギャビンはユーザーのデータを利用しないというIT業界の倫理について指標(=テシックス)を打ち出す。
AT&T社との話がまとまりかけて上機嫌のリチャードだったが、TVニュースでそれを目にしてしまいあっけなく感情を滾らせる。
落ち目が新たな価値観を持ち出し、それに賛同する者を集うというのはリアルでもわりと発生する。
これまで蔑ろにしてきて、今更という気もするものがほとんどではあるけどね。

暗黒同盟によるソーシャルエンジニアリング

ギルフォイルとモニカはお互いの人間関係評価が低いことから、それを向上させる勝負を始める。
こうして見ると、技術者とそうでない者という違いはあれど、性質的に共通する部分があるのかも知れない。
この2人はシーズン5でお互いを認め合い、一応は信頼関係を築いていることが面白い。

それぞれがそれぞれのやり方で社員と交流を深め、ポイントアップを狙う。
意外とうまくいっているように見えるギルフォイルに対して、モニカは苦戦中。
負けを認め、その教えをこうモニカにソーシャルエンジニアリングからのハッキングという種明かしを行うギルフォイル。
そしてお互いに不毛なポイント争いを脱したいという意向で同意、人事評価のシステム自体を麻痺させる。

この2人の暗黒同盟はホント良いな〜

「ベルソン倫理協会」でギャビンは一躍IT業界の救世主扱い。
面白くないリチャードは当然同意することを拒むが、それがパイド・パイパー社とAT&T社との関係にひびを入れる。

逆転の一手を模索するリチャードは、ギャビンの言葉が既存企業の理念を盗用してまとめたものであることに気が付き講演会で密かに指摘する。
すると一転、非を認め退くギャビン。自分自身に一番倫理観がなかったと謝罪をするが、これは自身に対して捜査を行わせ、パイド・パイパー社とフーリー社の合併そのものをなかったことにする策略だった。
その手法にパイド・パイパー社の弁護士すら脱帽させてしまう見事な手口。

FUCKIN NINJA

しかも過去のギャビン(=フーリー社)に違法性があれば、それは現在のフーリー社であるリチャードが負う責任になるという完璧な作戦。

肩を落として帰社するリチャードの前に、おかしな救世主ラス・ハンネマンが現れる。
ラス・ハンネマンはギャビンの捜査を指揮するデラレンタ検事総長の弱みを握っており、ギャビンの作戦を阻止できる。

結局、ラスのフェスに協力することでこの危機を脱したパイド・パイパー社。
ハワイを視察していたディネシュも戻り、砂漠を視察するシーンでお終い。

事業拡大音ため視察に訪れたハワイでレイによる皮膚炎を起こし、ハワイの海を楽しめていなかったディネシュ。ギルフォイルがいなくても不幸な目にあうのが気の毒ですね(笑

シリコンバレー シーズン6の視聴はU-NEXTでどうぞ↓

米ドラマシリコンバレーが好きなら、こちらもおすすめです!
是非ご覧になってみてください↓