絶対に出る牌を知るジジィ

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都内某所。
週に1度は行っていた店で、麻雀漫画のザコキャラみたいなセリフをほざくジジィに遭遇した。

その半荘はツイていて、オーラスでトップ目、8,000点までならどこに打ってもトップ終了という状況。
微妙な配牌だったので、横移動で終わってくれればよいな〜と考えながら安全第一の消極的な摸打を繰り返す。

わりと早い巡目にラスで対面のジジィがオタ風のをポン。
どうやら染め手らしいけど、ドラ色でもないしガン無視で進行する。

2枚切れの字牌に「ロン」の声

しばらくしてリャンメンチーも入り、テンパイしたと思われる。
トイトイではないし役牌も尽きている。
どうやら対面は2,000点。
それだとラス抜けも出来ないし、どういうつもりなのだろうと考えながらツモ切った2枚切れのに「ロン」の声がかかる。

開かれた対面の手牌は、予想通りの2,000点。

  (ロン)

オーラスで順位の変わらない和了

収支戦であれば順位の変わらないアガサン、アガラスも一概に否定出来るものではないので、少しでもマイナスを減らしたかったのかと思いきや、こいつの狙いは他のところにあったみたい。

はいはい2,000点ねと点棒を差し出すと…
「そのは、ぜぇぇぇったいに出るよなぁ〜!」だって。

どうやらコテンパン(死語)にやられたのが悔しかったみたい。
ほぼ安全と考えられる2枚切れの字牌で放銃して驚いたでしょということか。
一矢報いたつもりでいるらしいが、祝儀も無しの2,000点。
放銃してトップ終了なら、こんなもの待ち分かってても出すでしょ。

いわゆるバカ混一色だが、このジジィには「混一色」と付けなくていい。
年寄りのくだらない嫌がらせに、憤慨するより可哀相になってしまった。